SOTA LIFE

小川壮太(Sota Ogawa)
生年月日:1977年8月14日
出身地:山梨県甲州市出身
身長:170cm
体重:56Kg
血液型:O型
趣味:登山、BCスキー、釣り
岡山国体の山岳競技代表を機にトレイルランニングの世界へ。2011年、フランスで開催されたニヴォレ・リヴァード(50km)準優勝。2014年日本山岳耐久レース(通称ハセツネ)5位。小学校の教師から2015年にプロ転向。転向後の初戦となった王滝村「トップオブザトレイルランナー50k in JAPAN」では優勝を果たした。チームサロモン所属 
陸上競技、スキー競技、山岳競技において国体で活躍した経歴をもつ。
スカイランニング世界選手権および山岳スキー世界選手権の現役日本代表。

トレイルランの原点

山梨県甲州市(旧塩山市)で生まれ育ち、小学校6年生の時、瀬古さんが活躍していたS&B食品が主催する『S&Bちびっこマラソン』の全国大会に出場したのをきっかけに陸上競技に夢中になっていく。
中学・高校(中長距離)と陸上部に所属し、高校3年になり進路を決める時期。陸上(中長距離)のエリートとして活躍する全国の高校生の誰もが視野に入れる大学駅伝。
「僕はおじいちゃん子なんです。祖父は朝走るのが日課で、小さい頃いつも後を追っかけて走っていた。憧れのじいちゃんでした。祖父は学校の先生をしていたので、物心がつくころから教師になりたいと思っていました。一緒に切磋琢磨した県のエリートたちが箱根を目指して山学(山梨学院大)や東京の名門大学に進学しましたが、僕は決めていました」
教師を目指し都留文科大学に進学した。
「人生の基礎をつくってくれた先生」恩師、麻場一徳先生と出会う。
当時、都留文科大学の学生は決して陸上競技のエリート集団ではなく、自己の記録に挑戦しつつ、将来、指導者としても陸上を生徒に教えられるような技術やノウハウについても学んでいました。麻場先生はそのあたりを踏まえて、陸上部員の4年間のカリキュラムを作ってくれました。学生の自主性に任せた活動を促した一方で、生徒個々のトレーニングメニューなどきめ細やかな指導も抜群でした。先生が日本陸連の強化コーチだったこともあり、その速さや理にかなった動きを目の当たりにし、本物を肌で感じることができたことは大きかったと言える。
大学2年の時、麻場先生がコーチ学の研修で出向いていたアメリカ・ケンタッキー州のイースタン・ケンタッキー大学(EKU)に見学ツアーに参加。
一週間の滞在。
クロスカントリーチームの練習に参加し、練習中にタイムトライアルをやったら、見事勝利。EKUの陸上部特待生として、学費、生活費もすべて大学持ちで留学することになったのです。EKU長距離チームは多国籍軍で、アメリカ人の他、アイルランド、ケニア、ソマリア、日本人で構成されていた。
アメリカには実業団というものがなく、大学かプロしかない。プロリーグの無い陸上の頂点は大学で、全米大学選手権優勝を目指して全国の大学陸上部が競い合っていた。
EKUトラックチームは全米でも有数の強豪チーム。自分より強い選手が入部すると、だれかが奨学金を削られ、ところてん式に退部・転校を余技なくされるという競争の厳しい世界だった。
レースシーズンは毎週末、全米のどこかで試合でした。今週はトラック、来週はインドア、その次はクロスカントリーのレース。
そしてその都度、飛行機かバスを使っての長距離遠征。さらにアメリカの大学は成績が悪い学生は部活を制限されてしまうので、勉強もハンパなくやらなくてはならない。
だから周りの部員同士で勉強のサポートし合う。日本では絶対にありえないようなハングリー精神と自己管理の大切さを学んだとても貴重な2年半だった。
帰国後復学し、卒業後念願の小学校教員となった。
教師としての多忙な日々の傍ら、限られた時間を練習にあてて走り続けた。
トレイルランと出会うのは、28歳の時。
その年高知県の国体陸上競技、5000mに出場。体調が悪くて満足のいくレースができなかった。
さらにその年の冬、河口湖マラソンで人生初のハンガーノックを味わい、少し走ることに疲れていた頃、国体の山岳競技の誘いがあった。
17kgの荷物を背負って山中を走るという。
「最初は『何ですか? それは』というカンジでしたが、聞けば聞くほど興味が湧いて『よし、絶対やってやる』と火がついたのです。
岡山で開催された国体の宿で、鏑木さん、松本(大)くん、望月(将悟)さんと初めてお会いしましたが、意外だったのは、この競技の世界では、ライバル県同士の選手が年齢もなにも関係なく、試合後は皆で部屋に集まって飲むのです。そして賑やかに語り合いながら互いに戦略や、走ることへの思いを明かしたりする。この競技は豪快だなと思いました。そしてどんどん山岳レースにハマっていきました」

History

2017
相馬剛CUPモントレイル戸隠マウンテントレイル2017【3位】
2016
志賀高原エクストリームトレイル2016【優勝】
ノルウェー Tromso Sky Extreme 50K 4位、シリーズ戦世界ランキング第5位
戸隠マウンテントレイル20km 優勝
2015
トップ オブ ザ トレイルランナー50k in JAPAN【優勝】
経ヶ岳バーティカルリミット 21km【2位】

山梨県スキー選手権ノルディック競技10km優勝 14連覇
山岳スキー全日本選手権3位
2014
3PEAKS 八ヶ岳 【準優勝】
野沢トレイルフェス 【準優勝】
富士登山競走 【4位】
志賀高原エクストリームトレイルトライアングル60km 【優勝】
上州武尊ウルトラトレイル120km 【準優勝】
日本山岳耐久レース 【5位】
身延山修行走 【優勝】
2013
X-TERRA JAPAN 50km 【優勝】
3PEAKS 八ヶ岳 【準優勝】
2012以前
Trail NIVOLET・LEVERD【準優勝】
NESチャンピオンシップ【総合優勝】(道志TR 優勝、北丹沢12時間山岳耐久R 優勝、上野原TR 準優勝)
神流Mountain Run&Walk【優勝】
第66回富士登山競走【5位】
XTERRAジャパン丸沼大会 TRAIL RUN 50K【優勝】
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